曲面と平面、曲率半径について

曲面と平面、曲率半径について

カーブミラーやガレージミラーには、ミラー表面の曲面率を示す数値「曲率半径:R(mm)」というものが表記されています。


この数値は、曲がったミラーをひとつの球体の一部ととらえ、その曲率の大きさを示しています。


「曲率半径」とは、球体の内径の半径の数値のことを指します。

ですので『600R』とは半径が600mmの球体の曲がり具合となるのです。


数値が小さくなればなるほど小さな円球に近付き曲がり具合がきつく、

数値が大きくなればなるほど鏡(平面ミラー)に近くなり緩やかなカーブとなります。


見え方としては、カーブがきつい(R数値が小さい)ものは、

より広範囲なエリアを見ることができます。

ただその分、全体が収縮されて見えるので、見えるものすべてが小さ目に表示されます。

【※下図 左側 曲面120R 参照】

ミラーを選ぶ際には、この曲面率にも注意してお選びください。

【撮影条件】…左側に曲面ミラー(120R)、右側に平面ミラー(通常の鏡と同じもの)を並べて撮影。

※いずれも直径140φ

曲面R(曲率半径)について。曲面の曲りカーブがキツイ(直径・半径の数値が小さい)場合は、より広角に遠く、全体を見渡すことができます。しかしその分全体像が小さくなるので注意が必要です。