C:大きさ、形状、見え方について
日常のいろんな場面で、“見えない”や“死角”などの理由により、身の危険を感じることがあります。
駐車場内で車の運転中、細い道路から大きい道路に出るときに車庫から歩道や道路に出る時に
また、工場内作業場でのリフト操作時、店舗内・施設内でお客様の動向を確認したい時など、
様々な場面や場所でカーブミラーやガレージミラーは必要とされています。
カーブミラーやガレージミラーを購入される際、一番気がかりな 「どのミラーが一番いいのだろう?」このハテナにお応えするために、
● ミラーの大きさ
● ミラーの形状
● 曲面R(曲面率/曲率半径)
実際の商品の写真を使いご説明いたします。
【撮影条件】 ミラー設置場所を固定し、ミラーに対して1メートル離れたところからの
10メートル先・5メートル先の“見え方”を検証します。
※ <5メートル先><10メートル先>に対象物の軽自動車を設置しました。
【角型40cm×30cm】 | 【丸型35cm】 | 【角型31cm×23cm】 | 【丸型30cm】 |
【角型23cm×19cm】 | 【丸型20cm】 | 【角型18cm×15cm】 | 【丸型15cm】 |
【角型23cm×19cm】 | 【丸型20cm】 | 【丸型15cm】 | |
■ 丸型:対象物を中心と見た時に、全体が見渡せるので距離感が感覚的にわかりやすい利点があります。 ■ 角型:四隅が見えることにより、手前角の死角を確認したい場合などに最適。 また、狭い場所や設置場所の雰囲気をこわさず、“いかにもなカーブミラー”ではない、見た目の良さが利点になります。 |
■ サイズの大きさの違い |
以下でもご説明しますが、小さめ(直径:15センチ・20センチ)のミラーは曲面Rの数値が小さくなっています。 これは、小さいサイズでも広範囲(広角)を見渡せるように曲面がきついカーブになっているということになります。 小さいので遠くを見渡すのには向いていません。 代わりにサイズが大きくなるにつれ、曲面Rは大きい数値になっていきます。 これはより広いエリアをカバーし、遠くまで見渡すことが可能となります。 大きい道路、車や自転車など、スピードの早い往来がはげしい場所などに適しています。 ※通常、公道に使われている道路鏡(カーブミラー)は直径60センチ〜1メートル有り、曲面Rも2000から3000など、 かなり平たい曲面となっています。これは、高速に走る車の往来に適して、30メートル先、50メートル先も距離感をつかむため、でもあるのです。 |
■ 曲面R(曲率半径)について |
ミラーの曲面率の違いで見え方はかなり異なります。 以下の図のように、曲面Rとは、ミラーのカーブの大きさがその数値となります。 数値が小さければ小さいほど、広角に・見える範囲は広く・しかし全体が小さくなり・全体像がわかりずらく、 数値が大きければ大きいほど見える範囲は狭くなりますが、距離感がわかりやすくなります。 (より平面ミラーに、より通常の鏡にちかくなることになります。) ※以下の図は、見えやすい範囲を示しています。 |